アウェーチームのQBがスナップ前に足を上げたり、センターが頭をクイっと動かしてからスナップするのを見たことが皆さんあると思います。
カレッジを見ている人の場合、QBが手を叩いてスナップ合図を送っているのを見たことがあるでしょう。
なぜ足を上げたり、手を叩くのでしょうか?そのメリットとは??
結論から言いますと、これらはクラウドノイズに対抗してスナップカウントを取るために行なっています。
では、クラウドノイズに効果的なスナップについてもっと勉強していきましょう。
.手を叩くスナップカウント
この手を叩くスナップは主にカレッジで見ることがあります。メリットは…
①サイドラインまで聞こえるのでうるさいスタジアムでも効果抜群
②手を叩くふり、または実際に叩いてみるなど、ハードカウントとして用いることで守備の動きを観察することができる
③他のサイレントカウントと違い、選手は音だけに注意すればいいので、前を向いてスナップを待つことができる
しかしデメリットもあり、相手守備の手を叩いて音を見方のものと勘違いし、フォルススタートを取られてしまう可能性(一応守備の反則だが、審判が気が付かないことも多々ある)や、NFLでは手を叩くふりをする行為がフォルススタートとして反則を取られたことがあります。
カレッジフットボールではこの手を叩くスナップカウントをするチームがちらほらと存在します。私はカレッジの方をよく見ますが、今までこの手を叩くカウントでフォルススタートを取られたところを見たことがありませんでしたのでとても驚きました。
.サイレントカウント
・アンダーセンターの場合
QBがCのお尻に手を当てているので、QBが手でCのお尻に合図を送ることでCがスナップをします。以下の動画がそのような例です。
・ショットガンの場合
ショットガンではQBがCと肉体的に接触していないので足や手を使って合図を送ります。
次の動画の場合はCが股の間からQBを見ている間に、QBが右足を動かしてCに合図を送っています。
手を下にさげる動きで合図をCに送るQBもいます。
次の動画の場合では
①QBが足を上げる
②左ガードがそれを見てセンターを叩く
③センターがそれを見て頭をクイッと動かしてスナップ
というリズムができています。
センターが頭をクイッとした後にスナップをしないで、相手の動きを読んだり、オフサイドを狙うこともあります。
またガードがセンターを叩くのではなく、手を前に出してセンターに合図を送るパターンもあります。
簡単にでしたが、こんな感じのサイレントカウントがいろいろとあります。
好きなチームがアウェーで試合をする時にはぜひともQBの動きにも注目してみてください!!
参考ページ
https://www.thenewstribune.com/sports/college/university-of-washington//article36500640.html
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