仄暗いフィンランドの底から#7「友達の日」

 今日はバレンタインズデー。「恋人の日」とでも言うべきか。日本にお住いの皆さんはチョコを貰ったり、渡したりしましたでしょうか?フィンランドではYstävänpäivä(友達の日)と呼ばれているため「好きなクラスメイトからチョコ貰えるかな?」とか「いつどうやって渡そう~」と緊張したりするような、青春的心配をする必要がないと思えてきますよね。しかし妻曰くフィンランドにはフィンランドなりの苦悩が存在するそうだ。

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仄暗いフィンランドの底から#6「寿司はチキンナゲットか?」

 冬になるとなぜかコンビニのホットスナックを食べたくなる。部活帰りによく食べたハムカツ。分厚いハムに、サクサクの衣。無いなら自分で作ってしまえのDIY精神が海外在住者の身に宿ると聞く。中にはラーメンや納豆までも作ってしまう上級者も。私は割と代替品で腹を満たしてしまえば満足してしまうタイプでもあるため、そこまで凝った食べ物を作ったことはない。日本のお菓子を真似たお菓子で満足するレベルだ。

 最初はハムカツも少し面倒で諦め掛けていたが、チラチラとYoutubeで作り方を見てみると「かなり簡単じゃん!」と思って作ってみることにした。

それがこちらである

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仄暗いフィンランドの底から#5「フィンランドに森はあるがアマゾンはない」

 フィンランドは自然豊かで湖が人口よりも多いと聞いたことがある。森も多く、都市に住んでいても少し外れると木々が生い茂った場所が存在する。カップルがデートとして森できのこ狩りをするのがフィンランドなのだ。こんなに木がいっぱい存在するが、アマゾンはフィンランドに存在しない。南アメリカにあるアマゾンではない、Amazonだ。

 いきなりドギツイ親父ギャグで皆さんもフィンランドの寒さを感じてもらえたことだろう。本題に入らせていただくと、今回はフィンランドでのオンラインショッピング経験について書いてみたいと思う。フィンランドで何度かオンラインショッピングをしたことがあるが、物流力と言えば良いのか、東京とフィンランドでは桁違いであるとつくづく感じる。特にスピードはこちらの方がもちろん遅い。とはいえ私はフィンランド在住歴1.5年と、赤ん坊並のため、全てを知り尽くしている訳ではない。

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仄暗いフィンランドの底から#4「プロフェッショナル 仕事の流儀」

「ちょっと扉の前から退いてもらえる?」

疲れた顔をした「ミイ」が真顔で私の同僚に話しかけていた。

 トゥルク-ストックホルム間を運行するフェリーの清掃のアルバイトを終え、船から降りる時の出来事である。船内に乗り込んでくる子供達に天使のような笑顔を振りまいていたミイは、オフになると笑顔が消え、「Staff Only」の扉の向こうへと消えていった。

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仄暗いフィンランドの底から#3「やさしさに包まれたなら」

落ち込むこともあるけれど

私、この町が好きです。

『魔女の宅急便』より

キキはそう手紙に記していた。

この手紙を書いた彼女の気持ちを本当に理解できるようになったのは私がフィンランドに来てからかもしれない。少なくとも初めて実家を出てたどり着いた東京ではこんなことは考えもしなかった。

見知らぬ土地で見知らぬ人々と過ごす中で成長し、友人ができ、苦労を経験してもなおこの町が好きと言える。それって素晴らしいことである。

私はフィンランドに引っ越してきた当初、この街、トゥルクが正直好きではなかった。

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仄暗いフィンランドの底から#2「ビーックビックビックビックカメラ」

つい先週までU20のアイスホッケー世界大会がチェコで開催されており、フィンランドはスウェーデンに3位決定戦で敗れ4位の成績を収めた。

アイスホッケーはフィンランドで一番人気のスポーツである。

家電量販店のテレビ広告に選ばれるスポーツがアイスホッケーであるくらいのレベルだ。

そんなアイスホッケー大国に住んでいる私だが、氷の上を滑ることは全くできない。

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仄暗いフィンランドの底から#1「5センチメートル」

「知ってる?」

「桜の花のおちるスピード」

あなたは自宅のトイレの高さを測ったことがあるだろうか?

私はある。45cmである。

Idoという会社によって、フィンランドで製造されている「IDO SEVEN D」が我が家のトイレである。いたって普通のトイレである。ある一点を除いて。。。

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