『エミリー、パリへ行く』

今回は『エミリー、パリへ行く』の感想を述べていきます。ネタバレありです。

.予告

.作品紹介

パリでアメリカ人が仕事と恋愛を頑張る話

.この曲とご一緒にお読みください

.役者

リリー・コリンズ

.学んだこと

クロワッサンは主食

Netflix視聴リンク

https://www.netflix.com/watch/81037371

.ネタバレあり感想

アメリカからパリに働きに来ている、推定20代のエミリーが、異文化に戸惑いながらも仕事で成果を上げていくお話。

ステレオタイプのフランス人が描かれており、どうやらフランス人はそのことをネタにワインを飲んでいるんだとかいないとか。

とにかく目が潤うこのドラマ。

パリの街並みはすごくお洒落だし、テラス席でワインを飲む姿も最高だし、パン屋もワクワクが止まらない。

主人公がハイブランドのマーケティングをしているから、出てくる物もお洒落なものばかり。

そういった見た目だけでなく、ストーリーもドラマチックで良い。

引っ越した先の下に住んでいるイケメンシェフと仲良くなってしまうけど、その彼女が良い子すぎて裏切れない…

ってだけでもうめちゃ良くないですか?

そこに愉快な同僚と、ちょっと怖くて意地悪だけどどこか優しさも感じるカッコいい上司に、色気ムンムンのフランス人顧客が主人公を囲っているんですよ。

このドラマ、何を伝えたいのかな?ってずっと考えてたんですけど、結局最後まで見てもそこまでわからなかったです。

最初、主人公はシカゴでランニングをしているんですけど、日々記録を更新している感じだったんです。

仕事もバリバリこなして、フランス語も喋れない異国の土地で成果をあげる姿はカッコいい。

でもフランス人の同僚からは、仕事しすぎ、人生の幸せをわかってないって言われちゃうんですよね。

個人的にはこれがこのドラマのテーマになるんじゃないのかな?って思ったんですよ。

仕事ではなく人生を楽しむこと、バランスの大切さ。みたいな。

でもあんまりそのメッセージは感じてこなかったです。

最後の最後でも主人公は仕事熱心だし、家で仕事もしている。

1年間の出張だから頑張るのもわかるんですけど、まだまだ彼女はフランスの文化から影響を受けていない気がするんです。

フランス語も仕事で全然使わないですしね。

パリに来て、文化の違いや同僚と馴染めなくて落ち込んでいる時に、上海から来ている留学生と友達になった主人公。

これを見た時に、結局移民の気持ちを理解できるのは移民なんだな、なんだか自分を見ているような気がしてしまったんです。

でも最後まで見たら全然違った。

外国人が異文化で苦労するってのはテーマじゃなかったんですよね。

だって彼女の周りはみんな英語を話してくれるんです。

ステレオタイプなパリと、英語がメインのこのドラマ。

『エミリー、虚構のパリへ行く』なんですよ。

道にゴミは落ちてないし、タバコの吸い殻もない。

超綺麗。

申し訳ない程度に有色人種を入れてきているけど、メインは白人ばかり。

こりゃ全然パリじゃない。

本屋に売っている旅行本のパリなんですよね。

でも、虚構のパリでも良いじゃないって思います。

だってドラマは虚構だから。

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