『スター・トレック:ピカード』シーズン1第5話レビュー

 もう折り返し地点!早すぎる!今回はどことなく感じるスパイもの感が凄く素敵だった。ピカードは眼帯をつけて変身し、演技もノリノリで可愛かった。しかし!果たしてシーズン中にソージとピカードは出会えるのか!?!?もうちょっと展開早くても良いんだけどな。。。

.明かされていく過去

 今回も小出しで過去が明らかになっていきましたね。ボーグキューブは登場しませんでしたが、アグネスやセブン、そしてマドックスにラフィーと、映画『ネメシス』以降の世界について少し知れました。

 地球に帰還したセブンはフェンリスレンジャーとなっていたそうですね。このフェンリスレンジャーがいまいちどんな組織なのか、どんな目的で動いているのか分からないんですが、自警団と言っていたので、連邦の公的な組織ではないと思われますね。「中立地帯が無くなったから~」とも言っていたのでもしかしたら連邦が警備をしていない地域を巡回しているのかもしれないですね。この自警団って北欧でも右翼系の人たちがやっていて、移民による犯罪から現地人を守る目的でやっているんですよね。フィンランドだと黒服を着た集団「オーディンの戦士たち」という自警団がいます。警察の目や耳として奉仕したいと主張していて、彼らが街をパトロールすることは別に犯罪ではないので警察の取締りの対象となりません。

記事(https://toyokeizai.net/articles/-/100934

 フェンリスレンジャーも、もともとその星系に住んでいた人々が、ロミュラン人移民の増加による治安変化に対応するために設立したのかもしれないですね。最後、セブンの生死ははっきりとしませんでしたが私は生きていると思います。でなければ演出的に「必要があるならこれで私を呼べ」と言って通信機器をピカードに渡すといったシーンを入れるとは思えません。

 ラフィーには息子がいることがわかりました。しかもロミュラン人と子供をもうけていましたね。時代は25世紀には入りかけているんだなと思わされました。ラフィーは初登場の時にもベイピングをしていましたので多分薬物中毒もあったかもしれないですね。そして陰謀論に取り憑かれて子供をないがしろにしていたと思われます。しかももし「火星襲撃の裏側にはロミュラン人がいる」という陰謀論を未だに信じているのなら、息子としては妻の同胞が襲撃の背景にいたと言われているようで、良い気がしないでしょう。

 アグネスはダブルスパイでしたね。。。まずマドックスとチョコチップクッキーを作りながらイチャイチャをしているシーンで驚きましたが、最後のシーンも驚かされました。背中を向けて話を聞いている時の表情からして嫌な雰囲気がしていましたが、思った通り殺されてしまいましたね。。。なんかゲームオブスローンズぽくて好きです。アグネスもAI嫌いで、アンドロイドを絶滅させたいのですかね??できれば今シーズン中にここら辺のなぞは解明してもらいたいです。

.広告

 インターネットが個々人の閲覧履歴に基づいた広告を表示するように、船の中に登場する広告もまた、個々人の嗜好に合った広告が表示されている点が面白かったです。ピカードは紅茶、船長は修理系、ラフィーは水タバコ、エルノアは多分データが無いから広告が表示されなかったのではと推測します。そして非常に非常に興味深いのがアグネスの広告です。ボクシングのようなスポーツ系の広告。もしかしたらここでアグネスの凶暴性や、裏の側面を観賞者に示唆していたのかもしれないですね。

 来週も楽しみです。それでは。

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