仄暗いフィンランドの底から#14「コロナウイルス3」

 またコロナか?と思われた方も多いだろう。そうだ、またコロナだ。しかしこの時期のことはしっかりと残しておかないといけない気がするのでしばらくはコロナが続くぞ。

 学校が閉鎖されて17日たった。期間は延長されて5月13日まで自宅学習が続くことになった。しかしこれもまた伸びるかもしれない。まだまだ1ヶ月以上もある。レストランではテイクアウトのみが許されるようになった。友人のインスタグラムをみると、テイクアウトされた料理を食べている人がちらほらいる。いつも行っていた寿司屋は営業を中止しているのでテイクアウトでも食べることができない。しかし他の寿司屋となると高すぎて無職学生には厳しいため、サーモンをスーパーで初めて買った。

 そう今日は17日ぶりに市街地に出かけたのだ。街中には確かに人は少ないが、マスクをしているのはバスドライバーくらいで、お店の店員はマスクもフェイスガードもつけずに普通に仕事をしていた。トングを使って袋に詰めるパンは、全て店員がすでに袋詰めにしていた。スーパーで手袋をしていたお客さんは少し見かけたが、みなそれほど警戒している感じは見受けられなかった。一応レジの前には飛沫が飛ばないようにアクリル板のようなものが設置され、前回記述したようにレシートは自分で受け取れるようになっていたが、私はそんなレシートの手渡しよりもレジの人の手袋を一番心配した方がいいのではないかと感じた。多くの人が触った商品は必ずレジを通る。セルフレジがないお店なので、店員さんがバーコードを読み取るために必ず商品に触ることになる。。。家に帰って商品を全てアルコールで消毒したが、私は心配のしすぎだろうか?

 私は以前よりもかなり潔癖症になっている気がする。きっとそういった人は多いと思う。これを気に衛生意識が高まって様々な施設が改善されていくのは良いことだと思うが、私のように心配が募りすぎると強迫性障害のようになってしまう人が多いかもしれない。

 さて1週間前と状況を比較してみよう。先週は1041人の感染者がいたが、現在は1637人。死者数は7人から20人になった。感染者数が増えることよりもこの死者数とICUにどれほどの重病患者がいるのかが大事だと私は感じている。できる限り死ぬ人を抑えながら社会はこのウイルスと共存していかないといけないと思う。

 今はまだこのブログ記事が、バイオハザードの置き手紙のような役目になっていないが、今後どうなるのかわからない漠然とした不安な日々と対峙するのは気が疲れるものだ。

おわり

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