仄暗いフィンランドの底から#20「銃」

今週、フィンランドにて銃に関連する事件が二日連続で起きた。

一件は殺人容疑がかけられており、撃たれた男性は亡くなってしまった。

もう一件はレストランで銃が暴発したようだ。

2015年とちょっと古い記事によると、フィンランドはEU諸国で最も銃による死者が多い。また約8人に1人の割合で銃を所持しており、これもEU諸国で最多とのこと。悲しいことに、2013年頃には自殺の方法で銃が2番目に多く使われていたそうだ。*1

フィンランドでは約150万以上の銃が登録されており、ライセンスを持っている人は約60万人以上にも及ぶ。*2

違法な転売により銃が犯罪組織に流通してしまうこともあるそうだ。*3

どうやら夏至祭の頃に銃による事件が増えるとのことで、これはアルコールの摂取量が増えることと関係しているからと考えられている。*1

フィンランドの犯罪は「愛のもつれ」「お金」「お酒」の3つが主な原因だと語学学校の先生が言っていたのを思い出す。

銃撃事件も起きている。2007年には青年が通っていた学校のクラスメイト7人と校長を殺害し、最終的に犯人は自殺をした。*4

さらに、2012年にはエスポーのショッピングセンターにてスーパーマケットの従業員3人が銃の被害にあって亡くなった事件がある。*5

アメリカで聞く事件のように、親が所有していた銃を子供が誤って使ってしまって家族を殺してしまう事件や、無理心中に使われた事件もある。*1

銃の流通量を考えるといつどこで銃撃事件が起きてもおかしくないようにも思えてくる。

銃規制を進める声がある一方で、狩りの文化がフィンランドに根付いていることもあり、銃規制に反対する声もある。*1

ホームセンターのようなお店には猟銃や、威力の強いエアガンなどが売られたりしている。家に届く広告にも銃弾と猟銃が掲載されている。

妻曰く、一応銃の取り扱いルールはあるようで、狩や射撃場に行く場合は銃を外に持ち歩くことは可能だが、その際にも弾は装填せず、銃はケースに入れて持ち歩かなければならないそうだ。

我が家に銃はないが、入り口にある戸棚の中にロックのかかる小さな箱が備え付けてある。

これは貴重品をしまっておく場所なのかとずーっと思っていたが、もしかしたら銃をしまうための場所なのかもしれない。(多分違う)

おわり

参考ページ

*1 “Something terrible has happened”: Does Finland need to wake up to its gun problem?:https://yle.fi/uutiset/osasto/news/something_terrible_has_happened_does_finland_need_to_wake_up_to_its_gun_problem/8535425

*2 Metsästys- ja aseharrastus selittää aseiden suuren määrän:https://intermin.fi/poliisiasiat/ampuma-aseet

*3 Police in Finland see risk in thousands of “forgotten” firearms:https://yle.fi/uutiset/osasto/news/police_in_finland_see_risk_in_thousands_of_forgotten_firearms/11119680

*4 Jokela School Shooting:https://en.wikipedia.org/wiki/Jokela_school_shooting

*5 ショッピングセンターで銃撃事件 4人死亡:https://www.news24.jp/articles/2010/01/01/10150766.html

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