今回は『最高に素晴らしいこと』の感想を述べていきます。中盤以降ネタバレありです。
.予告
.作品紹介
立ち直る話
.監督
ブレット・ヘイリー
.役者
バイオレット役:エル・ファニング
フィンチ役:ジャスティス・スミス
.ネタバレなし感想
なんかロマンチックな作品を見たいなと思ってNetflixをのぞいていたら見つけた作品。
内容を全く知らずに見ましたが、総合的に見てよかったです。時間も108分と長すぎず短すぎない長さで、しっかりとストーリーや伝えたいことも感じられる映画でした。鑑賞前に知っておくといいこととして、まずインディアナ州がどういったところであるかということでしょう。
インディアナ州はここです。

そしてインディアナ州は最高標高383メートルと平らな土地のようですね。
冷たい冬と暖かく雨の多い夏が特徴で、2010年国勢調査では人種的構成は白人が84.3%を占めているようです。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%8A%E5%B7%9E)
Netflix視聴リンク
以下ネタバレありです!
.ネタバレあり感想
傷を負った彼ら2人は、互いを励まし合って幸せな人生を送る映画かと思ったら、真逆の方向へストーリーは向かって行きました。この瞬間に、この映画は立ち直ることを描く映画なんだなと思いました。
バイオレットは姉を亡くして1ヶ月たった頃にフィンチと出会い、彼に自殺を止められただけでなく、人生の楽しさを思い出し自分の人生を取り戻して行きます。そのきっかけとなったのが学校の課題で、鑑賞者も一緒にインディアナ州の名所を訪問できる仕組みになっているのがとてもよかったです。
主人公が凄いグイグイなところは最初引いてしまいましたが、あれくらいグイグイこられる方がいいんですかね?私にはわかりません。好きな人ならあれくらいの方が嬉しいのかな?
この映画のテーマは「若者が抱える心の病」についてだと思います。そしてそれを気がつくことができない大人達が描かれていました。バイオレットの両親は娘が自殺を考えていたことを、バイオレット本人が言い出すまで気がつきもしませんでした。そしてパーティーを楽しんでいる主人公の友達もまた、自殺未遂歴のある子でした。
人は見かけによらず何かしらの傷を抱えており、それが想像以上に大きいことがあるのだなと思いました。
新型コロナの影響で悩みを抱える人は今後どんどん増えていくと思います。信頼できる人と話をするだけでも心の整理にもなります。しかるべき場所に連絡をして助けを乞うことも大事です。
そして何よりも、自分を取り戻せる趣味や習慣を知っておくことが大事なことだなと思いました。
バイオレットが書くことによって立ち直ったように、私たちも立ち直れる何かを知っておくべきです。
そして親は子供の「サイン」に敏感になり、会話を持ちましょう。難しいと思いますが。
面白かったコラムを紹介しておきます。
https://wezz-y.com/archives/74324
.学んだこと
自分を取り戻せる趣味を知ろう