『アンテベラム』 点数 8/10

今回は『アンテベラム』の感想を述べていきます。ネタバレありです。

.予告

.作品紹介

過去の過ちは過去のものでは無く、現代でも生き続け、繰り返される可能性があること

.学んだこと

Uberに乗るときはちゃんとドライバーを確認しよう

.ネタバレあり感想

Antebellumって何?と思い調べてみたところ「南北戦争前の」という意味のようです。

一見昔の話を描いていて、現代にシーンを戻し、所々に描かれる黒人差別を描くことによって現代でも過去のように差別に対する戦いが続いているんだよ、って話かと思ったらスマホの音でどんでん返し!

ゾクっとしました。

南北戦争時代を楽しめるパークが存在して、戦争の様子のみならず過去のプランテーションの様子まで楽しめちゃう残酷テーマパークだったとは。

そこから色んな「違和感」の正体が明確になってくるんですよね。

例えば綿花を集めているのにその横で「何か」を燃やしていたり、どの女の子が可愛いんだよ?って話してる男どもがいたり、主人公が謎に床の音に気を付けていたり、主人公にみんなが助けを求めていたり、主人公が突然連れてこられて状況を飲み込めていなかったりと…

多分この映画2回目観ても楽しめます。

ただ、欠点を述べるとすれば、あの兵士の人たちは何者なの?って話。

お金持ち??

あまりにも多くの人をあの土地に入れてしまうと、何処かからこの残酷な世界のことが知れ渡ってしまうのでは無いかと思ってしまい、少しノイズになってしまいました。

とにかく今作は黒人差別のことがテーマになっていますが、過去と思われたものが過去の話ではなく現代で行われている、つまり、こういった差別意識は今も生き続け、人の心の中に存在し続けているのだ!ってメッセージを感じました。

問題提起が凄いですし、所々で演出されている差別行為も、言葉で言われるような差別ではなく、ふとした瞬間に気がつく差別的な行為なのだと思いました。

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