『ケミカル・ハーツ』 点数 10/10

今回は『ケミカル・ハーツ』の感想を述べていきます。ネタバレありです。

.作品紹介

傷つき、前に進んでいく話

.監督

リチャード・タンネ

.役者

オースティン・エイブラムズ

リリ・ラインハート

.学んだこと

傷は再生の象徴であること

.ネタバレあり感想

誰もが傷ついた経験があるはず。だからこそこの映画は凄く響くのだろう。

主人公は文章を書くのを愛しているのだけども、書きたいことがなかった少年。

映画を観ていくと分かるけども、しっかりと書きたいことはあったんだよね。気が付いていなかっただけで。

彼自身も知り合いが自殺しているという経験をしており、金継ぎを通して彼自身の心を癒そうとしているように、彼は「傷」に対して思う部分がずっとあったんだと思う。

だからこそ、傷ついた彼女が表れた時に、治したい、助けたいって思ったのかもしれない。

でも結局傷ついた心を救えるのは本人だけであって、手助けすることしかできないんだよね。

主人公は結果色々と成長することになるんだけども、ちょっと子供だなと思ったのは、元カレに対しての嫉妬というか、彼女が傷を癒すのを見守ることが出来なかったことかもしれない。

「なんでこんなキスするの?僕を愛しているようなキスを」って質問に対する「こんなキスしか知らないの」はメチャクチャ痺れた。

誰かを愛するってことは、見返りを求めるものではなく、与え続けるものだと思っていて、彼は愛されることを求めてしまった。彼女は彼がそばにいることを求めていたんだろうし、元カレを超える存在にはどっちにしろなれなかったかもしれない。

10代でそんな包容力のある男の子なんかいないんだろうけども。

みんな失恋を経験して成長するんよね。

傷は再生の象徴。

彼は自分で壊した花瓶を、綺麗に再生させた。自分自身の傷も、こうやって再生させ、以前とは違った彼になっていくのだろう。

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