今回は『ドラフト・デイ』の感想を述べていきます。中盤以降ネタバレありです。
Contents
.予告
.作品紹介
アメフトのドラフトで心理戦をする話
.監督
アイヴァン・ライトマン
『Gガール 破壊的な彼女』の監督だったとは!
.役者
ケビン・コスナー
ジェニファー・ガーナー
デニス・リアリー
.ネタバレなし感想
この作品は昔に一度見たことがあるんですが、最近Twitterで紹介されている動画を見てまた見てみたいと思い鑑賞に至りました。
Amazon Prime会員なら無料で見ることができます。
さて、アメフトを知らない人がこの作品を楽しめるのかと聞かれたら、正直「いいえ」と答えてしまうと思います。ストーリーは掴めると思うんですが、細かいドラフトの構造を知っていないと、どんな材料を元に交渉をしているのかがよく分からないと思うからです。アメフトファンでも、ドラフトの仕組みを理解していないと、少し話に付いていけないかもしれないです。しかし、交渉モノが好きな人なら楽しめると思います。
以下ネタバレありです!
.ネタバレあり感想
・あなたは何を求めているの?
この映画はサニーが「求めているもの」を見つけ出す話だったと思いました。そしてこの苦悩は我々の日常生活にも通ずるものがあると思います。例えば、お店に行く前に様々な下調べをして事前に買うものを決めたのにも関わらず、いざお店に到着すると他の商品の値段だとか性能だとか多くの情報に邪魔されて決断できなかったり、他のものを買ってしまうことがありますよね。
サニーは獲得したい選手を決めてから家を出発していました。ニュース番組で他の選手の良い点などを語られている中で、ノートに「何があってもボンテ・マック」と自分で書いてポケットにしまっていたのです。既に決断していたのです。しかしオーナーからクビを暗示されることで判断を誤ってしまってしまったわけです。
・リラックスしろ
この言葉を最初に聞くのは、サニーがボンテ・マックに車の中で電話をしていた時です。ボンテはお金がたくさんもらえる、ドラフト上位で指名してもらいたかったのでサニーに電話をしてきました。その時にサニー自身が「ドラフトは山あり谷ありの長丁場だからリラックスしろ」と言っています。そう言いながら本人はリラックスすることができずに怒鳴り散らかしたりして、インターンのパソコンを破壊したりしていました(笑)結局モンタナの話でリラックスすることの大事さを思い出したんですけどね。
・恋人のアリ
混乱のさなか、サニーを導くのは恋人のアリでした。ドラフト開始寸前で、いまだ悩んでいる彼にかけた言葉は「ドラフト指名順位が高かったとしても成功しない選手もいれば、低くても成功した選手もいる。ドラフトに確実はないの。一番大事なのはあなたがどう考えているのかよ」この言葉と一緒に朝に自ら記していたノートを渡され、結果、ボンテをドラフトしたのでした。
・チームとしてどうなのか
結局、GMのサニーが全て独断で決めて混乱を招いているんですよね。そのツケを上手く片付けるのを見せられるのがこの映画です。これが、部下がやらかしたミスを綺麗に片付ける凄腕上司なら良いんですけど、全部自分のミスですからね。団体競技であるアメフトで、コーチ陣と話し合って決断をしないのもどうかと思います。実際の首脳陣はもっと下調べをして、ありとあらゆる準備をして挑んでいると思いますが、どうもこの映画ではエンタメ用にしょうもないミスばかり作り出していましたね。
.学んだこと
優柔不断にならないように、なぜそう決めたのかを記しておこう