『帰ってきたヒトラー』 点数 8/10

今回は『帰ってきたヒトラー』の感想を述べていきます。ネタバレありです。

.予告

.作品紹介

ヒトラーがタイムトラベルしてくる話

.学んだこと

ヒトラーは人々の心の中に存在すること

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.ネタバレあり感想

ヒトラーを題材にしたコメディー映画作るなんて色々と凄えなって思ったらめちゃくちゃ社会派な映画だった。

移民難民問題で色々とあるドイツでこの映画を作った意味は本当に大きいと思う。

この映画で過去にしてきた過ちを思い出させる効果があると思うんだよね。

移民難民問題は確かにあるし、国民が疲弊しているってのは確かなんだろうけども、じゃあ排除しちゃうかって右寄りの考えは危険で、エスカレートするととんでもないことになるよって。

私は政治の専門家でもないし、ドイツについて詳しいわけでもないから深くは語れないけども、そんなメッセージを伝えている気がした。

タイムトラベルでヒトラーを登場させるってのは、物語をキャッチーなものにするためで、別にヒトラーみたいな考えを持った人は現実世界にいるけども、彼らを主人公にした話じゃ映画としてもつまらないんですよね。

でもメッセージとしては、そういった現実にいるヒトラーみたいな考えを持った人が政治的権力を持ったらどうなるの??国民がその人を選ぶということは、つまり国民みんな一人一人にヒトラー的な考えがあるってことだよね??ってことを伝えている気がする。

実際ヒトラーは選挙で選ばれていることから、集団心理の恐ろしさを感じさせるじゃないですか。

この映画が公開された当時のドイツの事情はよく知らないけども、国民が右寄りな思考になりかけている中にこの映画が投げ込まれることで、国民は一歩立ち止まって現状の政治について考えたり、移民難民問題について考える機会を与えることができると思うんですよね。

そういった意味でとても社会派映画。

ヒトラーは実際に帰ってはこない、でも違う意味で本当に帰ってきているんだよね、ヒトラーは私たちの心の中に。

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