『花束みたいな恋をした』 点数10 /10

今回は『花束みたいな恋をした』のネタバレあり感想を述べていきます。

.作品紹介

すれ違いってこうゆう感じだよねって話

.学んだこと

長時間労働は人の人生を狂わせること

.ネタバレあり感想

個人的にかなりツボッた話であった。というのも私も京王線に住んでいたことがあるからである。

それだけなんだけども、なんか見たことある景色が凄く響く。

私は主人公たちみたいに長期間恋愛して別れるって経験をしたことがないが、あの倦怠期の感じはなんだかゾワっとするくらい空気が似ていたので恐ろしかった。

人間誰しも変化していくものだから、出会った頃とはもちろん違ってくるわけで、それによって交流が減ったり、すれ違いが起きたりするんだろうなと思えた。

麦としては、絹と一緒にいたいから就職することを選択したわけなんだけども、それでどんどんゴリゴリタイプになっていってしまうんだよね。

これは私も見ていて悲しくなっていった。読む本まで変わってしまうのとかね~

いわゆる社会人になって趣味に使える時間が減ってしまう、もしくは精神的に楽しめなくなってしまうってのは私も同じことを経験していて、社会人になったとたんにアメフトを少し見なくなった。一緒に妻と暮らし始めたってのもあるけども、それでもかなり趣味を楽しむ意志力みたいなものは減ってしまった。

麦がパズドラしか楽しめないって言っているのは、若干鬱っぽさも感じた。

それくらい追いつめられてたんだろうな。

2人はいきなり別れるのではなく、少し距離を置いてみるってのを早いうちにしておいた方が良かったかもね。

フィンランド映画の『希望のかなた』をメッチャつまらなさそうに見てたけども、まあああゆうアート寄りの映画、というかアートとかをじっくり楽しむのって結構体力、精神力使うものだよなって思った。

職場で残業している時に、キーボードをタンタン!と叩きながら「生きるってことは責任だよ」とか言うのは本当に嫌だったな。

お金がすべてになっていってしまうのって見ていて悲しいな。

確かに大事なんだけどね。

それから接着剤としての手段として結婚を持ち出すな。そうゆうところも変わってしまったよな。

一方で絹の方は、資格取って就職しようとするのとか頭いいし、仕事もしつつちゃんと趣味をエンジョイしてるのは凄い。

学生の頃の恋愛はやっぱりなかなか続かないものなのかね。

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