『アイム・ユア・ウーマン』 点数 8/10

今回は『アイム・ユア・ウーマン』の感想を述べていきます。ネタバレありです。

.予告

.作品紹介

犯罪組織に追われながら母親になっていく話

.監督

Julia Hart

.役者

レイチェル・ブロズナハン

.学んだこと

母は強いこと

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.ネタバレあり感想

何をすればいいのか分からなかった一人の女性が、人間として、母親として成長していく姿を描いていた映画であった。

ストーリーは至ってシンプルなので、つまらないと感じる人も多い映画かもしれない。

でも構図とか雰囲気がとても美しくて、主人公を演じたレイチェル・ブロズナハンの絶妙な表情演技がとても良かった。

主人公ジーン同様に、私たちも夫であるエディーの素性が全く分からずに突然逃亡劇が始まる。

少しずつ事情をつかめてくるのだが、それでも本当にカルのことを信じても良いのかと、こちらまで不安になってきてしまう作りになっている。

彼女一人で逃亡するのならまだ観ているこちらも気楽だが、赤ちゃんが一緒なのでヒヤヒヤしてしまうのだ。

途中、隠れ家に訪れてきたおばさんは、昔友人がここに住んでいたと言っているけども、トイレの場所を知らないこととかも凄く怪しくて、ここでも誰を信じて良いのか分からなくさせている。

基本的に主人公の表情は硬く、笑顔や悲しみを見せるのは映画の中でほんの一瞬。

ダイナーでカルと一緒に赤ちゃんが笑うという歌を歌うシーンと、旦那であるエディーが死んだことを知らされたダイナーでの一瞬の悲しみの表情がとても記憶に残った。

旦那が死んだという知らせを聞いてすぐに「働く」と言い、今までどうすればいいの?とカルにばかり頼っていた女性が、一人で赤ん坊を育てていこうと決意する姿はカッコよかった。

最後に車に乗っているシーンでのジーンの表情は、不安、安堵、そして未来への希望が混ざったような表情をしていて素晴らしかった。

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