『来る』 点数 7/10

今回は『来る』の感想を述べていきます。ネタバレありです。

.予告

.作品紹介

悪霊をカッコよく対峙する話

.監督

中島哲也

.役者

岡田准一

黒木華

小松菜奈

松たか子

妻夫木聡

.学んだこと

イクメンぶるのはよくないということ

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.ネタバレあり感想

オープニングがカッコいい。

夫は人を集めるのが取り柄ということで、人間関係が良好のようだけど、ちょくちょく陰口が聞こえてくるので薄っぺらい人なのかなと思っていたらその通りだった。

職場の同僚と浮気もしていたそうだし、相当女遊びしていたのかな?

夫の実家に行った際にも、あまり妻のことをしっかりと気にかけているような感じではなかった。

パーティーなどで、妻の行動を見ているとなんだか怪しい感じがしたが、思った通り妻も浮気をしていた。

細かく伏線が張れていると思った。

これは出演者の演技力の賜物なのか、それとも演出のおかげなのか。

一番面白かったのは後輩が噛まれたシーン。

血がドロドロ流れているけど、なんだかんだ大丈夫でしたみたいな感じのシーンがその後に来ることで、緩急がついていてなんだか笑ってしまった。

結果、後輩君は死んでしまったが…

彼が一番かわいそうであった。

妻も夫も二人とも人間の怖い部分を見せていると思った。

夫はイクメンパパぶっているけど実際は妻のことなんか助けないで、ブログのことを最初に考えているクズ野郎だった。

まさに現代の、インスタに写真をあげていいねを稼ぐことを目的として出かけたりしている人たちのことを小馬鹿にしている感じがして良かった。

妻の方は家をストレスからボロボロにしたわけだが、まあ問題はそもそも夫婦間にあったわけで、プツンと切れてしまったのだろう…津田に心動かされるのも納得な夫なので仕方がない気もする。

この映画に登場する霊の知能が高いのも素敵なポイントだった。

電話で他人の声を利用して化けてくるところなんか頭がいい。

結果包丁と鏡を隠すことができたので大成功。

それでもこの幽霊の目的とかがしっかりと把握できなかったのだが、まあそこまで深く考えずにとりあえず楽しめたので良しとしたい。

「遅くとも明日中に片をつけます。明後日から別件が入っているので」がカッコ良すぎて痺れた。

あんなセリフ言ってみたい。

BGMもなんだかホラー映画のBGMじゃなくて、カッコいいんですよね。

全然怖いという印象を見ていて感じませんでした。

どちらかというとモンスター映画に近い感覚でした。

結局いつも恐ろしいのは人間…特に津田が恐ろしかったです…

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