『プロジェクト・パワー』 点数 6/10

今回は『プロジェクト・パワー』の感想を述べていきます。ネタバレありです。

.作品紹介

ドラッグxスーパーパワーな話

.監督

アリエル・シュルマン

ヘンリー・ジュースト

.役者

ジェイミー・フォックス

ジョセフ・ゴードン=レヴィット

.学んだこと

ドラッグダメ、絶対

.この動画と一緒にお読みください

Netflix視聴リンク

https://www.netflix.com/watch/80204465

.ネタバレあり感想

予告を見ると、なんだかスーパーパワーを使ったバトルもので面白そうに感じたが、そこまで盛り上がる映画ではなかった。

面白い部分はあったけども。

1つ目はドラッグの危険性、2つ目が黒人に対するアドバイス。

パワーというドラッグを摂取すると5分間だけスーパーパワーを得ることができるが、死ぬこともある。

死の危険があることはドラッグの危険性を表現している気がした。

流通の仕方も現物のドラッグと同等のものだろう。

そしてドラッグを売ることでお金を稼ごうとしている少女が主人公なのも興味深かった。

どうやら母親の医療費を稼ぐためにしているのだが、劇中の大人たちからは「ドラッグは止めろ」というメッセージが伝わってくる。

例えばジェイミー・フォックスが演じるアートは「ドラッグを売るのではなく、自分の得意なことでシステムと戦え」といったメッセージを伝える。

学校のシーンでは「ドラッグをやめ、アルコールの摂取を止めろ」薬物やアルコールに対する啓蒙を感じ取ることができる。

もしかしたらこの少女が登場人物の中では一番しっかりとしている子だったのかもしれない。

結果、映画の最後で知ることになるが、少女はラッパーとしてデビューした。

しっかりと大人のアドバイスを聞いている良い子なのだ。

一方で、警官のフランクはパワーの力を利用して、愛する街を守ろうとしている。気持ちはわかるが、ドラッグを使うのは一線を超えているようにも思える。

アートはアートで娘を探し出すためなら殺人もいとわない。

映画として盛り上がりに欠けるのはなぜなのかと考えてみたが、きっとあまり感情移入できる部分がなかったからかもしれない。

アートは娘を救うため、フランクは街を救うために戦っていたのだが、どちらもあまり感情移入できるほど話が深掘りされていなかった。

もしかしたらフランクの存在は余分だったかもしれない。

登場人物を減らして、もっとアートと少女について深掘りしてくれていればこの映画は面白いものになっていたかもしれないと思った。

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