今回は『Safety』の感想を述べていきます。中盤以降ネタバレありです。
Contents
.予告
.作品紹介
大学生が勉強、部活、子育てを頑張る話
.学んだこと
助けを求めることは大事ということ
ディズニープラスで配信されています。(多分日本でも配信されているはず)
.ネタバレあり感想
実話を元にした良い話系映画。
アメフト知らなくても問題なし。
でもカレッジの奨学金制度とか、NCAAについては知っておいたほうがいいかもしれないので解説していこうと思う。
スポーツが優秀な選手は学費を払わなくていい代わりに、大学で勉強することができます。
これは日本にもありますよね。
詳しい制度は知りませんが、アメリカでは授業料だけでなく、生活費もある程度支給されることもあるみたいです。
この奨学金を受け取れる選手の数は決まっているので、大学としてもしっかりと勉強をして、スポーツでもちゃんと結果を残せる選手が欲しいわけです。
どちらもしっかりとできないと選手は奨学金が貰えなくなり、貧しい家庭出身だと大学に通えなくなってしまいます。
続いてNCAA、これは全米大学体育協会、と訳せばいいのかな?米国大学スポーツを管理する組織でして、大学は彼らのルールを守って活動しています。
この組織は選手を守るためにも存在しています。
彼らは規定の練習時間が超過していないかとか、不正が行われていないのかをチェックしています。
NCAAのルールに違反していないかをチェックする大学職員もいます。
映画でツッコんできた人はその人でしょう。
今回映画で問題になるのが、選手が大学から不当に利益を得ているのではないかということでした。
例えば選手でない弟が施設に泊まることや、食事を手に入れること、大学関係者やその家族が主人公の弟を学校へ送迎するといったものはアウトだったのでしょう。
スタンフォード大のアメフト部でコーチをされている河田さんの本によると、アメフトと関連のないものをアメフト部のプリンターでプリントアウトするのも規則に引っかかるとのこと。
選手が大学の活動以外で利益を享受しだすと、お金で選手を釣れちゃうことになるので厳しいのかもしれないですね。
とくにかくルールに厳しいってことが分かってもらえればいいかと思います。
結局例外は認められたわけですけども、私はちょっと反対派かな。
彼と同じ境遇の人はいっぱいいると思うんですよね。
彼だけを特別扱いしてしまっていいのか?
世論の圧力とかもあるかもしれないですが、きっと反発の声も少なからずあったと思うんですよね。
なんだか綺麗な話に出来上がっているけども、冷静に考えるとあそこはしっかりと認めるべきではなかったと思います。
特例として認めるなら、すぐに同じ状況の選手全員に同様のサポートをするべきではないのかな?と思うんですよね。
あなたはどう思いますか?