今回は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレあり感想を述べていきます。
Contents
.作品紹介
マルチユニバースな話
.学んだこと
セカンドチャンスって大事なこと
.ネタバレあり感想
劇中でよく言葉にされるこの「セカンドチャンス」。これこそがこの映画の主題だと思った。
トム・ホランド版のピーターも最後には新たな人生を、みんなに忘れ去られることで真っ白な存在として始めることとなった。
アンドリュー・ガーフィールド版のピーターは、落ちていくヒロインを今度こそはしっかりと助けることができた。(ちなみにここは泣きかけた)
マグワイア版のピーターにとっては何がセカンドチャンスだったのだろうかと考えさせられるが、今まで殺してきてしまった敵と対峙し、彼らを救うことができたと思うと、彼にとってのこれはセカンドチャンスだったのかもしれない。
他にも、ピーターの友人が大学に落ちてしまったことに対するセカンドチャンスもあった。
しかしメイおばさんが死んでしまうのは予想外だったが、なんだかあまり大きな悲しみは訪れなかった。そこまで彼女の存在感を感じなかったからかもしれない。
この映画には悪者になった人が沢山登場する。彼らが悪人になるのには理由があるわけで、その理由を技術で解決してあげることで善人にさせようとしているところがとてもセカンドチャンス。
しかし、ヴィランに対してセカンドチャンスを与えようと言ってあるのに、そんなピーターを裏切ったヴィラン達にセカンドチャンス、いや、サードチャンスを与えるべきなのだろうか?ってのは色々と言いたくなってしまうところがある。
ウィリアム・デフォーの演技力、今になっても衰えず。スクリーン越しであるが恐怖を感じた。
どうやったらあんな怖い顔を作ることができるのだろうか。
ドクター・ストレンジとスパイダーマンの対決は今作の見どころではあると思うが、これだけでもお金を払う価値があると思える映像だった。
ドクターとスパイダーマンのやり取りも面白いし、敬称を付けるのか付かないのかやり取りもドクターの気分で変わるのが良いw
Sonyはここに過去作のスパイダーマンを登場させるのは思い切った作戦だし、実際に面白い。この映画をより理解するためにも過去作を見たくなってしまうからだ。しかしそんな3人のやりとりであるが、ちょっと長ったらしくも感じてしまった。
そうそう、オープニングのざわついた感じ、情報がどんどん入ってくる感じも非常にワクワクして良かった。
エンディングの落書きをイメージした映像も素晴らしい。
ヴェノムに関しては、ただ単にヴェノムを少しだけ残すためにこっちの世界にきてしまったてことだろうか。
それにしても、トム・ハーディ―のヴェノムはピーターのことを知らないはずなのになでこちらの世界に呼ばれたのだろうか…そこは疑問に思ってはいけないのかもしれない。