『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』点数 7/10

今回は『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』の感想を述べていきます。中盤以降ネタバレありです。

.予告

.作品紹介

マクドナルド帝国ができるまでの話

.監督

ジョン・リー・ハンコック

『しあわせの隠れ場所』しか見たことがありませんでした。

.役者

レイ・クロック役:マイケル・キートン

ディック役:ニック・オファーマン

マック役:ジョン・キャロル・リンチ

ウォーキング・デッドの印象が強いです。1話しか出演していないのに…

.ネタバレなし感想

マクドナルドは世界中に存在し、私も旅行中によく助けられたことがあります。(もっと何か現地のもの食べろよ)ハッピーセットについてくるおもちゃ欲しさに、小さい頃はよく親にマクドナルドに行きたいと言っていた記憶があります。そんなマクドナルド帝国がどのようにして出来上がったのか興味が湧き、この映画を見ることにしました。史実を元にした作品は「元にした」だけなので、どこまで本当かどうかが分からないということを意識する必要があると思います。

注意しておかなければいけないことは、主人公がかなりのクズ野郎なため、気分を悪くする方もいるかもしれません。しかしビジネスの世界で駆け上がろうとする姿を見ていると、なんだか『ウルフ・オブ・ウォールストリート』や『ソーシャル・ネットワーク』を思い出しました。

映画の内容はビジネスの話を軸としていますが、主人公の夫婦生活の話もサイドストーリーとして存在しています。これも少し胸糞悪くなる内容ですが。

Amazon Prime会員なら無料で視聴可能です。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(字幕版)

以下ネタバレありです!

.ネタバレあり感想

映画の冒頭で主人公が観客に語りかける演出の、セールストークが非常に面白かったです。これによって主人公はとても口が達者な人である印象を強く持たせることができたと思いますし、最後も演説の練習をしているところで終わるのが良かったです。ただ違う点は、最後のシーンではカンペを読みながら話しているところですかね。あれほど暗記営業トークをしていた人がカンペを準備しているというのが何か気になりました。そして鏡に映る彼の顔は、何か寂しげな表情をしている感じもしました。人の道を外れて帝国を築き上げたことに対する罪悪感なのでしょうか?私はそんな感じがしてしまいました。

主人公のレイが初めてマクドナルドに訪れた時に感じたことは

「オーナー兄弟秘ベラベラ喋りすぎだろ!!」

です(笑)こんなに企業秘密のようなものを、会ったばかりの知らない人に共有しちゃって良いんですかね?紹介しているときに、流れているハンバーガーを作る様はまさに工場のようで見ていて面白かったです。

他のお店では提供時間が遅かったり、ガラの悪い若者が集まっていて家族向けではない描写が描かれていましたが、そういった課題を綺麗に解決している様は見ていて痛快でした。

オーナー兄弟は事業が拡大するにつれて、企業当初の理念や、お店のネームバリューが下がることを恐れていました。これはしっかりとしたマネージャーを雇うことで解決に向かったようですが、あらためて現場を管理する人というものは、とても大事な人材であるんだなと思いました。

サイドストーリーとしてある、レイと妻の話は予想通り離婚に向かって行きました。妻は主人公を支えていましたが、旦那は欲しいものを全て手に入れるという理念のもと、離婚を決意したのでしょう。なんだか悲しかったです。

映画としては終始、主人公のクソ野郎具合を見せつけられます。正直主人公を応援する気持ちも湧きませんでしたが、ビジネスの世界の戦いを見ていると思うと面白かったです。

主人公が歩んだ道の先に幸せはあったのかな?と思ってしまいます。

ここでコラムを紹介

「マクドナルド」“創業者”のホントのところ!? 『ファウンダー ハンバーガー帝国の秘密』

面白かったのは、アメリカのマクドナルドは自動車で利用されるのを前提に出店場所を決めていたが、日本ではその考えを利用せずに、銀座に第1号店を出店したそうだ。そして日本マクドナルドの創業者は「人間は12歳までに食べてきたものを一生食べ続ける」という考えのもと、子供をターゲットにした経営を行ったそうです。私も確かに子供の頃にマクドナルドのお世話になっていました。

こちらは現存する一番古いマクドナルドの映像

ハンバーガーができるまでの映像

調理台が暖かいのは初めて知りました。

.学んだこと

ビジネスの世界は非情

.最後のお別れはこの曲で

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