今回は「ぼくのエリ 200歳の少女」のネタバレあり感想を述べていきます。
Contents
.作品紹介
北欧バンパイアな話
.学んだこと
スウェーデンもフィンランドみたいな景色をしていること
.ネタバレあり感想
誰かを犠牲にしてでも生きたい。そう彼女は言っていた。
でも彼女は何か生きる目的とかあるのだろうか。
ずーっと12歳の体だし、社会と関係を持つこともできない。
それでも生きたいと思っている。
スウェーデン、ストックホルムの郊外が舞台なんだけども、景色はなんだかフィンランドにも見える。北欧は割と建物の作りとかも似ているのかもしれない。
主人公のオスカーは殺人事件のスクラップブックを作ったり、木にナイフをぶっ刺したりしているような内気な子。エリが男性に襲われそうになった時に彼はナイフを持ってその男の背後に忍び寄ったが、刺すことはできなかった。
そんな彼が今後エリのために血を集めることが出来るのだろうか。
エリといた男はオスカーの未来でもあるわけだから、なんだか悲しさも感じてしまう。
「今日はあの子に合わないでくれ」と頼む姿からは嫉妬を感じる。
子供をほったらかして酒を飲む父親とかも怖いし、オスカーの抱える問題に気づくことのできない母親もなんだか悲しくて、遠い存在に感じてしまう。
最後のプールシーンは衝撃的で、恐ろしさと同時に美しさもあった。
そういえばオスカーのファーストキスは血の味ってことよね?苦そう…
とにかく子供の演技力がとてつもなく高い。