今回は『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』の感想を述べていきます。ネタバレありです。
.作品紹介
司令官を記者目線で見る映画
.監督
デヴィッド・ミショッド
.役者
ブラッド・ピット
.学んだこと
本当になんのために戦っていたのかあやふやになること
.ネタバレあり感想
アフガニスタンと米国の戦争を描いている。
新しい司令官が赴任してから、退任するまでのお話。
平和を作り出すと言っているが、現地人は米軍を欲していないし、現地の大統領も戦争に興味なしでコメディー映画を見ているような状況。
しかし現地の最前線で命を賭けて戦っているのはアメリカ人で、その兵士さえ戦う意味をしっかりと見いだせていない。
海兵隊、つまり殺すことを目的に作られた兵士たちが、人を殺さないことで勲章がもらえるという状況を理解できていないのだ。
聞いていた私も何がなんだが意味が分からない状況になっている。
一般市民と武装勢力の見分けがつかないというのもある。
侵略することの難しさを感じる。
どちらかというとこの映画は上層部のやりとりが多く描かれていて、交渉が多く感じた。
記者が言っていた、男がなぜ老けるのかという部分がとても良かった。
「男たちが白髪になるのは仕事の重圧のせいだと思っていた。だが違った。夢見ていたほどの栄光が訪れないと悟る時、男の髪は白くなっていくのだ。現実が忍び寄る時だ。」