今回は『シャザム!』の感想を述べていきます。
.トレイラー
.点数 8/10
.学び
血の繋がりだけが家族じゃない。
.作品紹介
シャザム!と言いたくなる話。
.監督
デヴィッド・F・サンドバーグ
ホラー映画『ライト/オフ』の監督ですね。
なかなか気持ち悪い映画でしたこれ。
.役者
・ザッカリー・リーヴァイ シャザム役
ドラマ『チャック』の印象が強いです。
オタクがスパイになる話で面白いですよ。
・アッシャー・エンジェル ビリー役
この子は初見です。16歳と、なかなか可愛い顔をしております。
・マーク・ストロング Dr.サデウス役(ヴィラン)
映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』の印象が強いですw
カントリーローーーーード
.感想
DCユニバース、ダークな内容かと思うじゃないですか。でもねこの映画は超馬鹿ww
・親からの拒絶
映画の始まりが良くて、主人公よりも悪役にフォーカスして映画が始まります。
Dr.サデウスの幼少期の話で、サデウスが「魔法使いを見た!」と言うことを発端に家族が交通事故に遭い、父親は歩けなくなってしまいます。このことで彼は家族から嫌われてしまうのです。
その後主人公が登場しますが、またまたこの主人公も悲しい過去を背負っています。お母さんに捨てられているのです。母親を探し出しても結局愛を受け取ることはできませんでした。
つまり今回の映画、ヒーローもヴィランも親に見放されているのです。
ヴィランは父を見返すことと、魔法使いを見つけることに人生をかけ、最終的に家族に対して復讐を果たします。
一方で、ヒーローであるシャザムは、母親を見つけたものの、再度拒絶をされましたが、復讐をするわけではなく、今いる孤児院の家族を救うことを選らんだのです。良い対比構造だと思います。
ここからは多様化する家族のあり方を考えることもできて、家族というのは血の繋がりだけじゃないというメッセージを感じ取れました。
・現代の危険な挑戦をする若者の鏡
ヒーローに変身すると体は大人になりますが、やってることは子供の馬鹿な遊びばかりです。
存在をできる限り隠すべきスーパーヒーローがYoutuberになるのも現代のYoutuber文化を象徴する行為でもありますし、子供の憧れる職業がYoutuberであることからも、今の若者の自然な行動なのかなと思いました。
高いところから落ちるとか、箱に入ったところを燃やすプランクとか、今の若者のチキンレース文化、プランク文化を暗示していると思いました。
実際に高層ビルに登って動画を撮る行為が流行っていたりするそうですし、またタイドポッドチャレンジも話題になりましたね。
高層ビルに登る人たち
タイドポッドチャレンジ
・変身文化が身近な日本人
「シャザム!」という言葉で変身できるのって、日本人からすると仮面ライダー文化、ウルトラマン文化が根強いから正直テンションが上がりました。変身時に雷が落ちるというエフェクトも超カッコいいですし、そのエフェクトを利用した戦い方も良かった。しかし正直変身した姿はカッコよくはないww
ヒーロー映画はコミックのデザインをそのまま持ってこないで、現代風にアレンジしてスタイリッシュにしてる印象があるけど、シャザムは違うww
でもこのダサさが凄くいいんです。
最終場面で多くのシャザムが出てくるんだけど。ここで色々な人種を使っていたのが納得だね。変身しても誰が誰だかは識別できたし、少し戦隊者感が出てきて良かったです。