今回は『愛がなんだ』のネタバレあり感想を述べていきます。
Contents
.作品紹介
尽くしちゃう系の話
.学んだこと
自分のことを客観視するのは難しいこと
.ネタバレあり感想
相手のことを好きになりすぎて仕事にも手が付かないってよっぽどだし、10代かよ!って思ってしまった。
マグカップに残った様々なコーヒーの跡を見せることで、長いこと時間が経過したことを表現しているシーンとか凄く好きだった。
彼との未来を想像して泣いてしまった動物園で、その感情を何度も追い求めるためか、最後に仕事をしているシーンはなんだか恐ろしさも感じた。
パンツとか靴下を急に整理したことで、一気に自分のプライベートに入ってこられた、もしくは急に彼女面をしてきたことにカチンと来たのか、突然態度が冷たくなるのはなんだか嫌だな。初めて寝た後の朝、この後時間ある?って聞いてデートみたいなことをするのは素敵なんだけども、彼としてはそうゆう緩い関係を求めていたのであって、しっかりとお互いの気持ちを確認もせずに走り出してしまった主人公にも若干の問題はあるだろうが、それでもあの男はちゃんと話し合いをするべきであったと思う。
この映画には3人の尽くす人間が登場するのが面白くて、みんな自分のことを客観視できていない。ナカハラくんが好きになっている女性は、主人公が好きな男のことを酷いというが、実際はその女性も同じようなことをナカハラくんにしているのとか興味深い。それくらい自分のことを客観視するのって難しいのだろう。
監督曰く、主人公があの男を好きになった理由は、飲んだ後にヒールが折れてしまった際に、その男がおんぶしてくれたことが発端とのことだが、それはこの映画ではポスターでしか表現されていない。意図的に映画の中には入れなかったとのことで、れによって観客としてもそれは主人公の妄想なのでは?ポスターは彼女の妄想を表現しているのではないか?と思わせられてなんだかゾッとした。
この監督作品、面白い作品が本当に多いので、全作制覇したいと思えてきました。