『ミッドサマー』 点数 8/10

今回は『ミッドサマー』のネタバレあり感想を述べていきます。

.作品紹介

スウェーデンに行く話

.学んだこと

誕生日忘れるような男とは付き合わない方が良いこと

.ネタバレあり感想

・1回目感想

まじでやばい。。。

前回の「ヘレディタリー」同様に、細かい部分が練られているから、1度見終わってからもう一度思い返すと、「あそこはああゆうことだったんだ!!」ってなれる映画。

だからきっとそのうちイースターエッグのように解説動画がバンバン出てくると思う。

そういった部分はまた見つけたらその時に紹介するとして、まず私が感じたことを述べていきたいと思う。

「スウェーデンやべえ」

いやいや、やっぱり監督のアリ・アスターさんの脳内がやばい。

多分スウェーデンこんなやばいところじゃないと思う。

「ヘレディタリー」鑑賞後もこの監督やばいなと思ったけど、今回もやばくてなんか安心したよ。

見に行くかどうか悩んでいる人がいるとしたら、基準は「ヘレディタリー」を楽しめたかどうかで決めて欲しいと思う。この映画が好きな人なら絶対に見るべきだし、この映画が苦手だと思ったら見ない方がいい。

予告編からも分かるように、音楽と、映像はすごく綺麗で見てて飽きなかった。

多分スウェーデンの田舎に旅に出たくなると思う。

そしてぜひとも夏の太陽の長さを北欧で実感してみてもらいたい。

私はフィンランドに住んでいるだけあって、なんかスウェーデンが身近に感じるし、フィンランドと似ている部分があって、より色々と共感してしまった。アメリカから来た主人公側にね。

予告編で「夜9時なのにまだ明るいじゃないか」と言っているシーンなんかまさに私がこちらに移住した時に思ったことと同じだった。

この映画は共感力が高ければ高いほど多分みてて辛いかもしれない。

だから、視覚に訴えかけてくる怖さだけじゃなくて、人間の心に訴えかけてくる怖さがある映画だと思った。こういったホラーがダメな人にはオススメできない。

だけど、登場人物たちがポロポロと落としていくヒントの数々を覚えておいて、鑑賞後に「なるほど!」とか「今思えばあの発言怖いね」みたいことを思いたい人には超オススメ。

・ディレクターズカット版鑑賞後感想

やっぱり何度見ても彼氏さんは酷いね。ディレクターズカット版だとよりその酷さが際立っていた気がする。

少年に重しを付けて池に鎮めようとするシーンと、その後の喧嘩のシーンがしっかりと追加されていることは分かったが、後は何が違うのかはっきりとは分からなかった。

2回目に見ると、やっぱりペレは恐ろしい奴だわ。

どうやら9人の生贄を捧げる必要があって、街からは既に2人が死に、残り7人はダニたち4人とイギリスからのカップル2人。そして追加で街から一人を捧げることになっていたようだ。

個人的に一番グッときたのはダニが心理学を専攻していることで、心について知りたい人は何かしらの過去を持っているとどこかの教授が言っていたのを思い出した。

白夜の不思議さは登場人物が感じるままだし、あの白人だらけの異質さは、田舎とかにいくとフィンランドもあんな感じなのかもしれないな。

やっぱり主人公たちは老人が飛び降りるのを見た時に逃げるべきだったのかもしれないが、それでも殺されていたかもしれないな。

ペレを信じた時点で彼らの運命は決まっていたのだろう。

あれはもうどうしようもない。

セックスシーン、あれは笑えるものだよね?…不気味で恐ろしいが、あの景色には同時に笑える要素もある。

4年も付き合っているからこそのずるずるとした関係にも見えたな。

彼氏がスウェーデンに行くチケットを買っていたことを部屋で話すシーン、ちょっと問い詰めて喧嘩になりそうになると謝りだして彼氏の機嫌を取ろうとするのもなんだか良くない関係。

彼氏もはっきりと別れを切り出せず。というかあんなに苦しんでいたらなかなか別れ話切り出しにくい気もする…情はあるだろうしね。でも彼女の方はしっかりと裏切り行為を目撃して彼を生贄に捧げる判断をし、その後笑顔になっているので、彼女は今後幸せに生きれそうだ。

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