今回は『天気の子』の感想を述べていきます。中盤以降ネタバレありです。
.予告
.作品紹介
晴れ女のお話
.監督
新海誠
.声優
醍醐虎汰朗
森七菜
本田翼
小栗旬
など
.ネタバレなし感想
日本では2019年夏に公開された本作ですが、フィンランドではついに2020年3月に公開されました。初日の昼の回に観に行きましたが、そこそこ人が入っていました。フィンランドは暗い冬をようやく終えて、晴れたり曇ったりが続く日が続いていたこともあり、天気について考えることが多かったので、この映画をこの時期に見るのは面白かったです。日本の映画をフィンランドのトゥルクで見ることができただけでも嬉しいことです。映画館という閉鎖空間と絵の美しさのおかげで、日本に2時間ほど帰国した気分を味わうことができました。ストーリーも予想外の展開で驚きました。
以下ネタバレありです!
.ネタバレあり感想
数えてみると最後に東京を訪れたのが約2年も前のことです。鉄道の音や、街中のアナウンスの音はフィンランドでは聞かない音なのでとても素敵で懐かしく感じました。
外国で生きていると毎日が雨のような感覚に私はなります。こちらの冬はだいたい曇っているので元気が出ません。雨が家を出ることを億劫にさせる障害であるように、また言語の違いや文化の違いが私の気持ちを億劫にさせます。でも映画館という音と映像以外の情報が遮断された環境の中で日本語のもの、東京のものを見て感じれるといういうひと時は、まさに天気が晴れた気分と同じ清々しさを持っていました。
寂しさと、自分が生まれた国に戻った感覚が私の目を潤ませました。
こうやって感動させられましたが、ストーリーは正直ご都合主義すぎるなとも思いました。登場人物がする行動を私は絶対に取らないことからも、なんだか馬鹿らしく、もっと大人な判断をして!と何度も思いました。でも彼らは何が自分にとって大事なことなのかをしっかりと知っていて、誰かのために全てを投げ打ってでも行動することの大事さというものを教わった気がします。
.学んだこと
東京は楽しい場所だということ