Stanford大 アメフト部HCによるTEDtalk 「アメフトは世界を変えられるか? 」

私はカレッジフットボールをよく見るのですが、その中でもStanford大が好きです。

そのStanford大を率いるHC David ShawによるTEDTalkを今回ご紹介します。

まずは動画をご覧ください。

以下動画内容を簡潔にまとめたものです。

「➡︎」この文は筆者が情報を付け加えています。

”Can Football change the world? アメフトは世界を変えられるか?”

・David Shaw

David Shaw監督はWR(ワイドレシーバー)として1991年から1994年にかけてスタンフォードでプレイした経験を持ちます。

・最悪のシーズン

2006年シーズン、スタンフォードは1勝11敗という結果に終わりました。

このような結果から、学業レベルを下げずにフットボール強豪校と渡り合うのは不可能だと思われていました。

➡︎カレッジフットボールの強さの鍵は、いかに良い高校生選手を獲得できるかにかかっています。Stanford大は学業レベルの高さも求められるため、運動はできるが学業がイマイチな選手は入学することができません。

・改革

改革が始まりました。2007年シーズン、Jim Harbaugh監督が就任したのです。

彼が打ち出したスローガンは「Bow to no man, bow to no program」

➡︎「誰にも妥協せず、学業にも妥協しない」という意味です。

学業でも、アメフトでも全力で取り組める学生を全国から集めることで強いチームを作り上げることを目標としました。

またStanfordが躍進することによって、文武両道が可能であるということを他大にも伝える事を目標としていた。

・結果

2012年、Stanfordは選手の卒業率100%とBCSボウルゲームに出場しました。これはStanford史上初のことでありました。

➡︎BCSボウルゲームとは優秀な大学が選出されるポストシーズンのゲームのことを指します。

David Shaw氏はアメフトコーチの仕事は、試合に勝つことではなく、学生をスポーツでも学業でも成功することへ導くことだと考えているとのことです。

有名なStanford大卒NFLプレイヤー+その他

Stanford大からは多くのNFL選手を輩出しています。

コルツのQB アンドリュー・ラック

イーグルスのTE ザック・アーツ

パンサーズのRB クリスチャン・マカフリー

Stanford大で活躍してもNFLに行けなかった選手ももちろんいますが、彼らはしっかりと学位を取得し、それぞれ社会で活躍しているそうです。

Barry sanders jr

たとえばデトロイト・ライオンズで活躍したバリー・サンダースの息子もStanford大でクリスチャン・マカフリーの2番手としてRBを務めていましたが、NFLには行かずにEAスポーツに就職しています。

近年Stanford大の強さは衰えてきていますが、文武両道の精神を保ちながらカレッジフットボールを盛り上げてもらいたいです。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください