今回はNetflixオリジナルドラマ「マニアック」の感想を述べていきます。
Contents
.トレイラー
.点数 8/10
.監督
Cary Joji Fukunaga
私はジェーンエアしか見たことがありません。
.役者
エマ・ストーン アーニー・ランズバーグ役
タバコを吸っている姿がマジでかっこいい
ジョナ・ヒル オーウェン・ミルグリム役
いや、どうしても見ると笑ってしまう(笑)
ジャスティン・セロー ドクター・ジェームズ役
声が好き。マルホランドドライブに出演してますね。
などなど
.ストーリー
ちょっとリスキーな治験にエマ・ストーンとジョナ・ヒルが参加します。
.感想
感動と、涙と、笑いが体から湧き上がってくる作品でした。面白いです。
夢の世界を存分に描いているため、登場人物の抱えている人間関係での問題の構造が夢に再現されていたり、記号的な物や人が度々出てくるので、それらを見つけるのが楽しかったです。
2週目はきっと色々なそういったピースを探せそうなドラマです。
結構声を出して笑える場面が多かったんですが、皆さんはどうでしょうか?
ドラマといっても40分くらいです。合計すると6時間ちょっとですかね。
ゆっくりみても楽しめると思いますが、ドラマの中での記号を探すのが結構楽しいので、
通して見た方がいいかもしれないです。
.良かった点
・演技
特にエマ・ストーンはさすがですね。
現実でタバコ吸っている姿もかっこいいし、今回は銃撃戦もあれば、謎めいた女性役から酔っ払ったエルフまでこなしています。
・広告
アドバディーという、広告を隣に座って読み続けられることで、商品の代金や、交通費を建て替えるシステムは面白かったですね。
ちなみに最初のオーウェンのアドバディーは5話で登場する運転手ですね。
アーニーは顔を売っているとのことで、彼女の顔写真が街中の広告で使用されています。
私が彼女ならこれはできないですね。いったいいくらくらいもらえたのでしょうか、気になります。
またトイレットペーパーにも広告が印字されているのは面白かったです。
・世界観
少し昔の世界の話のように見えて、時代背景はジェームズ博士の誕生日を聞くと割と今のようです。しかしコンピューターは古いし、テレビもブラウン管。
自由の女神は存在せず、超自由の男神があったりします。
友達代行業も存在しています。
また月に行くのも片道1799ドルとか、
細かい部分を探して行くだけでも面白いです。
.悪かった点
・話が理解しにくく、ストーリーがつかめない。
これはどうしても感じてしまいました。
確かに色々な記号が夢の中に現れるので、そうゆうのを隠れミッキー的に探すのは面白いです。
しかしどうしても話がブレて関連性を探せないので、話がわからなくなってしまいます。
もしかしたら監督は、『こうゆうこと二人にやらせたら面白いよねー』的な考えもあるかもしれませんね。
.オーウェン
彼はニューヨークで有名な家族の息子。
兄が会社の従業員にセクハラで訴えられており、彼は嘘の証言をするように父親と兄からプレッシャーをかけられています。
しかしその兄はクソ野郎です。
かつてオーウェンが公園で怪我をしたタカを看病していたところ、そのタカが兄のネズミを食べてしまったとのこと、するとその兄はタカを殺したそうです。
こういった家族からのプレッシャーという構図も夢の中しっかりと現れています。
.オリビア
彼女は色々なところで登場していますね。
「セバスチャン毛皮店」の車の中で読んでいる本で示されたり、
「驚くなかれ」でもオリビアとして登場しています。
気になったのは「雲の湖へ」でオリビアがメラメラしてるのが気になりましたね。
慢性の低体温症なのに熱いってどうゆうこと(笑)
放熱してるから体温が低いということ?
.アーニー
彼女は交通事故で妹をなくしています。
妹ともう一度会いたいがために薬を利用しているため、中毒となっています。
一番笑ったのはエルフになっていた「雲の湖へ」ですね。
酔っ払いエルフ、いいですね!
あと「ウテンゴッタ」での銃撃シーン。これもしびれましたね。
このエピソードで彼女が妹にお別れを言うシーンは正直泣けました。
.学び
身体的な傷は見ることができるが、心の傷というのは治ったかどうかはわからない。
社会的生活を営む人間社会において、少数派は異常とされてしまうということ。